総理にならなかった男(1)
連続して児玉源太郎です。
あるとき、第一次桂太郎内閣が解散する、といううわさが流れた。
その時、次の総理大臣として声がかかったのが、児玉である。
児玉は内閣就任こそしているが、総理大臣のいすに座ったことは、これまで一度も無い。
だが、軍部への影響力、そしてその抑止弁として児玉は大変有力な男であった。
児玉自身、乗り気だった、といわれている。
だが児玉が周りに担ぎ上げられるよりはやく。ニコポンは手を打った。
辞職しなかったのだ。
これにより児玉の総理就任はまた遠ざかった。
ただし組閣され、政治の中枢に入ることは可能だった。
しかしここでいったん、上り詰めた大臣職を捨てねばならない事態が発生した。
それが日露戦争である。
日露終結後、もう一度児玉就任がささやかれた。
だが・・・・・・。
児玉は没してしまう。
一部の政治家にとって非常に都合のいい彼の死は、暗殺ではないか、とささやかれている。
2008年10月10日|
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